2015年3月22日(日)、GMOインターネットグループ株式会社「2014年12月期定時株主総会」を渋谷のセルリアンタワー東急ホテルB2ボールルームにて開催致しました。当社株主総会としては過去最高の約2,4000名の株主様にご来場いただき、大盛況の会となりました。
当日の様子を報告いたします。
INDEX
1. 開会
開会時間の午前10時に合わせて、グループ代表・熊谷正寿をはじめ各役員が登壇しました。
ステージ上にプロジェクションマッピングによる映像と音楽の演出を行い、議長を務める熊谷の挨拶で株主総会がスタートしました。
まず、来場者数(議決権数)の報告、監査報告に続き、2014年12月期事業報告動画を上映いたしました。
2. 2014年度 業績報告
近年のインターネット市場は、スマートフォンの普及やオンラインショッピングの浸透などにより成長を続け、通信デバイスの種類に限らず、全てのモノがインターネットにつながるという概念、「IoT(アイオーティ)時代」の到来も目前に迫っています。
インターネット市場のますますの拡大は、当社グループの収益機会に繋がると考えております。
こうした良好な事業環境のもと、2014年度通期は売上高、営業利益、経常利益、純利益、いずれの指標においても過去最高であることを報告いたしました。
2013年 | 2014年 | 前年比 | ||
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予想 | 実績 | |||
売上高 | 937.0 | 1,050 | 1,093.6 | +16.7% |
営業利益 | 110.0 | 125 | 129.3 | +17.9% |
経営利益 | 109.4 | 125 | 127.3 | +16.4% |
最終利益 | 52.4 | 55 | 58.4 | +11.4% |
- (単位:億円)
3. 事業報告 - インターネットインフラ事業
「強いところはより強く、弱いところはNo.1の商材を持て」のテーマのもと事業展開を行い、各事業においてシェアが拡大いたしました。
ドメイン事業 | 東京を表す新ドメイン「.tokyo」提供開始時のテレビCMなどを通じて、第一想起ブランドとしての地位を確立。 |
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クラウド・ ホスティング事業 |
モバイルゲーム開発・運営に特化した「GMOアプリクラウド」、汎用型のクラウドサービスが伸長。 |
EC支援事業 | EC市場拡大という追い風の中、流通額向上に向けたサービス機能強化への取り組み。 |
セキュリティ事業 | 電子認証サービスの国内外シェア拡大。 |
決済事業 | ネットショップ向けのクレジットカードなどの決済代行サービス好調。 |
アクセス事業 | モバイルインターネットの普及により、個人向けインターネット接続サービスの会員数が急増。 |
これらの結果として、前年同期比で売上高は21.0%増の46,182百万円、営業利益は広告・販促費など一次的要因によって9.3%減の4,791百万円となりました。
4. 事業報告 - インターネット広告・メディア事業
「インターネット広告事業」は、市場環境の変化に対応するべく構造改革を実施、「メディア事業」では、スマートフォン向け自社アプリの制作・運用に積極的に取り組んでまいりました。
インターネット 広告事業 |
激しい市場変化に対応するための自社サービス開発や構造改革への取り組み。 |
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インターネット メディア事業 |
国内外の若い女性向けアプリ利用が増加し、広告・アプリ内課金収入が伸長。 |
これらの結果として、前年同期比で売上高は12.0%増の35,309百万円、営業利益はメディアレップ事業など商流の変化により16.8%減の1,636百万円となりました。
5. 事業報告 - インターネット証券事業
業界最低水準の取引手数料や積極的なマーケティングを通じて、取引口座数はFX取引で14.3%増の53万4千口座、オンライン証券取引で16.7%増の22万9千口座を実現。年間のFX取引高も920兆円となり、3年連続世界一を達成しました。
これらの結果として、前年同期比で売上高は7.3%増の22,990百万円、営業利益は30.7%増の6,243百万円と好調に推移しました。
6. 事業報告 - モバイルエンターテイメント事業
スマホやオンラインPC向けのゲーム開発・運用を通じて、既存タイトルの収益向上ならびにゲームの完全自社開発化を進めてコストコントロールを強化。
これらの結果として、前年同期比で売上高は46.8%増の6,397百万円、一方赤字幅は減少したものの営業損失は11億800万円となりました。
7. 事業報告 - インキュベーション事業
インターネット関連企業の投資事業の結果、前年同期比で売上高は1076.9%増の1,769百万円、営業利益は10億1,300万円となりました。
8. 連結計算書類、計算書類の報告、議案の説明
続いて連結計算書類ならびに計算書類のご報告と、以下の提出議案の説明を致しました。
- ―第1号議案 定款一部変更の件
- ―第2号議案 資本準備金の額の減少および資本金の額の増加の件
- ―第3号議案 取締役16名選任の件
- ―第4号議案 監査役1名選任の件
- ―第5号議案 補欠監査役1名選任の件
- ―第6号議案 取締役の報酬額改訂の件
9. 2014年度 GMOインターネットグループトピックス
引き続き熊谷より、2014年度のトピックスをご紹介しました。
グループ会社上場について
GMOクラウド[証券コード:3788]の市場変更、GMOリサーチ[3695]、GMO TECH[6026]の新規上場があり、グループ内の上場会社は合計8社になりました。そこで、新規上場会社であるGMOリサーチ 代表取締役社長 細川と、GMO TECH 代表取締役社長鈴木から、今回の上場についてご挨拶をいたしました。
- GMOリサーチ株式会社
代表取締役社長 細川 慎一 - GMO TECH株式会社
代表取締役社長 鈴木 明人
GMOクリックホールディングスとGMOペパボの今後の展開について
4月1日、GMOクリックホールディングスは、FXプライムbyGMOを株式交換により完全子会社化するとともに、ジャスダック市場へ上場予定であることの説明が行われ、同社代表取締役社長の鬼頭から株主の皆様へご挨拶をいたしました。さらに、GMOペパボ 代表取締役社長 佐藤より、ハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」は業界No.1、テレビCM効果もあり100万DLを突破するなど好調で、2015年度も引き続き積極的な事業展開をするという決意表明がありました。
GMOクリックホールディングス株式会社
代表取締役社長 鬼頭 弘泰
GMOクリックホールディングス紹介映像
GMOペパボ株式会社
代表取締役社長 佐藤 健太郎
minne紹介映像
10. 質疑応答・決議
議案への質問も含めて株主様との質疑応答がスタート。その数は12名にのぼり、質問は多岐にわたりました。
質疑応答終了後に株主様の拍手による採決が行われ、すべての議案が原案通り承認可決されました。
続いて、選任された全16名の取締役の挨拶が行われ、最後に熊谷から「今後とも株主様のご理解、ご鞭撻を賜りますよう心よりよろしくお願いします」という挨拶で株主総会は締めくくられました。
11. フォトアルバム
昨年に続き、ご家族でお越しいただいた株主様にご利用いただけるキッズルームをご用意いたしました。お子様には、無料のワークショップの開催やバルーンアーティストから風船のプレゼントもありました。
株主様には閉会後の抽選会にて「セルリアン東急ホテルの食事券」×20名、「同ホテル宿泊券・食事券」×5名をプレゼント。また、ご来場いただいた株主様全員にGMOインターネットグループオリジナルグッズの詰め合わせをお渡しいたしました。
- 毎年恒例のキッズルーム
- 子どもたちにはバルーンアーティストから風船のプレゼント
- 株主様抽選会の様子
- GMOオリジナルグッツの来場者特典
12. アンケート結果
株主属性
株主総会について
ピックアップコメント
- ・これからも楽しみにしております。キッズルーム毎年たのしみです。ありがとうございます。
- ・初めて総会に参加しました。親子で楽しんで出席できとてもよいですね。
- ・初めて参加しましたが、スタッフの人達の対応が良く、好感を持てました。特典がいろいろあるようですので、
是非口座を開きたいと思いました。平日は仕事があるので今後も土日に株主総会を開催して欲しいです。
今後も会社の成長を期待しています。 - ・株主の厳しい質問に誠実に回答している熊谷社長が印象的だった。
- ・株主総会には数多くの会社に出ていますが、社長のコメント、質疑への対応には非常に好感が持てた。
上場企業でもトップクラスと言えます。 - ・様々な総会に参加してきましたが、こんなに楽しいのは初めてです。ありがとうございます。
株主で良かったです。