ごあいさつ

すべての人にインターネット

株主の皆さまには、日頃よりGMOインターネットグループをご支援いただき、厚く御礼申し上げます。

GMOインターネットグループは、1995年にインターネット事業を創業して以来、「すべての人にインターネット」をコーポレートキャッチとして掲げ、インターネットのインフラ・サービスインフラといったインターネットの“場”の提供に経営資源を集中し、インターネットをより豊かに便利にするべく事業を展開してまいりました。

GMOインターネットグループは「GMOイズム」という共通の価値基盤に基づいて長期目線の経営を進めています。GMOイズムは「不変の目標」のほか、様々な経営ノウハウをまとめたもので、インターネット事業を開始した1995年から唱和・実践し続けている社是・社訓に相当するものです。このGMOイズムの中に社内コミットメントの超長期計画として2051年に売上高10兆円、経常利益1兆円の企業グループを目指す「55ヵ年計画」があります。この「55ヵ年計画」を達成し、100年単位で継続する企業グループとなるべく、グループ一丸となり新たなインターネットの文化・産業とお客さまの「笑顔」「感動」を創造し、社会と人々に貢献すべく事業に邁進しています。

岩盤ストック収益は盤石、自立経営の成果が大きく顕在化

2024年第3四半期の連結業績は増収増益の決算となりました。私たちの強みである「自立経営」の成果が大きく顕在化しました。インフラ事業では、これまでと同様GMOペイメントゲートウェイが展開する決済領域が順調に推移したことに加え、決済以外の領域の増益率が拡大しています。グループ各社がGMOイズムのもと、No.1商材の提供に向け、自社開発、ストック収益の追求を進めた結果だととらえています。

一方、冒頭申し上げた通り、私どもが目指すのは長期、持続的な成長です。第4四半期では、各部門で来期以降に向けた成長投資を予定しています。また、タイ証券事業では、撤退も含め、将来のリスクを最小化すべく選択肢を検討してまいります。

株主還元につきましては、総還元性向50%を目標とし、①配当については、配当性向の目標を当期純利益の33%以上とし、②自己株式取得については、当期純利益の50%から配当総額を引いた金額を目標に、業績及び財務体質の状況等を総合的に勘案し、株価水準に応じて機動的に実施することを基本方針としています。自己株式の取得・消却については、2006年から2007年にかけてローンクレジット事業からの撤退の際に資本増強のため当時発行した3,835万株を買い戻し、消却することが株主の皆さまへの利益還元として適切であると考え、淡々粛々と実行してまいります。第2四半期の決算発表と合わせて、足元の株価水準、今後の業績見通しから総合的に勘案し、自己株式の取得枠の拡大を決定しており、足元はその取得が順調に進んでいます。

GMOインターネットグループは、来年1月から持株会社体制へ移行いたします。グループ会社への権限委譲を進めることで、より機動的な意思決定と成長スピードの加速を通じ、持続的成長の実現、結果として超長期計画である「55ヵ年計画」の達成、企業価値の拡大を目指してまいります。株主の皆さまには今後も格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2024年11月

代表取締役グループ代表

熊谷 正寿

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GMO INTERNET GROUP

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

こうして新たな年を迎えられるのも、お客様、株主様、お取引先様の温かいご支援とお力添えのおかげでございます。心より感謝申し上げます。

2024年、GMOインターネットグループは「インターネット革命の後半戦」における重要な一歩として、GMO AI&ロボティクス商事株式会社を設立しました。AIとロボット産業をつなぐ架け橋となり、私たちの強みであるインターネットインフラやセキュリティ技術を融合させたソリューションを提供することで、労働人口の減少などの社会課題の解決に貢献することを目指しています。

そして2025年、私たちは「100年単位で継続する企業グループ」の実現のため、新たなグループ体制へと移行しました。
1月1日に、アクセス、ドメイン、クラウド・ホスティングと、グループの礎として28年の歴史を築いてきた祖業がGMOアドパートナーズ株式会社に承継されることになります。
同社は社名を GMOインターネット株式会社に変更し新たなスタートを切ります。これにより、迅速で柔軟な意思決定を可能にし、AI・ロボティクス革命を支える取り組みを加速します。

また同時に、GMOインターネットグループ株式会社は持株会社へ移行します。
約110社にのぼるグループ企業への支援体制を強化し、より一層グループシナジーを高めてまいります。
本年も、約8000名のグループパートナーが一丸となり、インターネット革命の後半戦を力強く駆け抜け、皆様の笑顔と感動を創造してまいります。
引き続きご支援、ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
グループ代表 熊谷 正寿